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通研電気工業が、受電設備監視操作盤からの情報を遠隔監視できるようにした
新しい「簡易型監視システム」の開発で、RTView を採用

ビルダーでカスタム構築したグラフィック表示操作画面を、
RTView のディスプレイサーバ機能で Web ブラウザ運用

2024 年 4 月 16 日

リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン (所在地:
東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人) は、東北電力企業グループの通研電気
工業株式会社 (以下「通研」) が、新しい「簡易型監視システム (以下「本システム」)」の開発で、米国
SL 社製の RTView を使用していることを発表しました。

通研は、1946年の設立以来、電気を安全に送り届けるのに不可欠な通信機能やコントロール機能を担う
さまざまな技術を開発・製造し、装置の据え付け、調整から運用、保守サービスまで一貫して提供する
ことで、電力の安定供給や効率化に貢献し続けてきました。そして、発電所や受電所の電気設備を監視
制御するシステムのソフトウェア開発も手掛けており、今回新たに開発された「簡易型監視システム」
のグラフィックな表示操作画面の構築に、RTView が使用されています。本システムは、既存の受電設備
監視操作盤からの情報を、Web ブラウザで遠隔監視できるようにしたものです。

RTView は、リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視ダッシュボード構築ツールで、高度な機能を持ちながらもポイント&クリックで簡単操作のビルダーを使って、画面と部品はさることながら、画面上にどのようにデータを集約して表示するか、アラート対応アクションや制御などのすべては、対話的にカスタム構築できます。そして、RTView に標準で装備されている JDBC 対応の SQL データアダプタによって、メニュー選択するだけで、任意のデータベースとすぐに接続できるようになっています。

本システムでは、ビルダーで対話的にカスタム構築した高対話性のグラフィック監視画面は、RTView の「ディスプレイサーバ」機能を活用し、ローカル運用同等の高性能さでブラウザ運用されています。監視用
サーバのモニタおよび遠方に設置した監視用クライアント端末では、グラフィック系統図やリアルタイム
トレンドグラフ画面などを表示して、操作を行います。また、装置の故障や伝送路の異常が発生した場合は、積層信号灯の点灯および警報器の発報により、ユーザに知らせます。

発電所や受電所をはじめとする設備監視は、「モノの監視 Monitoring of Things」を専門としてきた SL 社の得意分野であり、長年に渡って豊富な実績を誇っています。



■通研電気工業株式会社(東北電力グループ)について:
https://www.2ken.co.jp



■SL (Sherrill-Lubinski) 社について: 
https://www.sl-j.co.jp

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