比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに変換して Web 運用できる SL-GMS Web/Developer の新バージョン 2.0a をリリース
従来の SL-GMS (C++, Java, .NET) 製品で開発した制御システムのグラフィック操作画面を Web 運用の他、新 V2.0a ではより広範な監視ダッシュボードの開発も支援強化
2021 年 4 月 1 日
リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン (所在地: 東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人) は、HTML5 対応の新製品として昨年 9月にリリースした SL-GMS Web/Developer の新バージョン 2.0a を、3月末にリリースしました。
SL-GMS は、監視制御システム (DCS/SCADA) を専門とするダイナミック GUI ならびに固有のカスタム エディタを開発するためのツールで、C++, Java, Microsoft .NET, HTML5 版それぞれの製品で共通の SL-GMSDraw エディタを提供しています。しきい値で警報色が変わる、機器の入/切など、さまざまな動的 属性を持ったグラフィックモデルをアプリケーションから独立して SL-GMSDraw で対話的に作成し、 すぐにその動的振舞いをプレビューして確認できます。これによって、高対話性でダイナミックな グラフィック画面の開発および保守工数を大幅に削減できます。
HTML5 版の SL-GMS Web/Developer は、従来の SL-GMS 製品 (C++, Java, Microsoft .NET 版) で作成した監視制御システムのグラフィック操作画面を、コードジェネレータを使って比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに変換し、Web ブラウザでクラウド運用することを可能にした新製品です。これにより、 制御室と同じ高対話性のグラフィック監視画面を Web ブラウザでクラウド運用でき、ローカル運用と 同等の高い性能で、異種 OS パソコンの他、スマートフォンやタブレットなど幅広い端末からアクセス して操作できます。
今回リリースした新バージョン 2.0a では、JavaScript (HTML5) の組み込みグラフ (トレンドグラフ,
棒グラフ, 円グラフ) とテーブルが追加されており、複数現場における制御システムからの IoT データを
集約して一元監視するダッシュボードの開発も支援強化します。その他、変換できる .NET コントロール
の追加、アルファチャネルモデル変換の対応、実行時にオブジェクトを動的にインスタンス生成、
path move 動的属性のサポートなどが、新 V2.0a の拡張内容として含まれます。
SL-GMS は国内においても、電力・エネルギー監視、空港・鉄道・道路などの設備監視、ビル管理 (BA)、 セキュリティ監視、水処理、製造ライン監視などのさまざまな制御システム (DCS/SCADA) に組み込まれて再販されており、日本の社会インフラを支えるシステム構築の一端を担ってきました。
■SL-GMS Web/Developer (HTML5) 製品について:
https://www.sl-j.co.jp/products/devtools/slgms_webdev.shtml
■ SL 社 (Sherrill-Lubinski Corporation) について: https://www.sl-j.co.jp
1983 年以来、40 年近くにわたって、リアルタイムデータのダイナミックでグラフィックな可視化と監視で業界をリードしてきた、専門メーカーです。顧客大手企業は SL 社の技術を活用し、リアルタイムなサービス/ビジネスアクティビティ監視 (BAM)、オペレーション性能監視、インフラ/ミドルウェア監視、プロセス制御や設備監視などの業界特有の監視・制御システムを開発して、エンドユーザに提供しています。製造業、エネルギー/公益、金融サービス、通信、宇宙/防衛、輸送などの各産業における世界のミッションクリティカルなアプリケーションで、世界 174,000、国内 17,300 以上がライセンスされています。
株式会社 SL ジャパンは 1998 年に設立された SL 社の日本法人です。
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