監視制御システム向けダイナミック GUI 開発ツール
従来の SL-GMS 製品 (C++, ActiveX, Java, Microsoft .NET) で提供されてきた SL-GMSDrawエディタで対話的に作成したダイナミックグラフィックモデルは、異なるフレームワーク間における移植性を提供し、ライフサイクルが10年前後におよぶ
制御システムの移行を長年支え続けてきました。
SL-GMS Web/Developer は、この同じ SL-GMSDraw エディタで作成した監視画面を、HTML5 ならびに JavaScript を使った Web ブラウザでクラウド運用することを目的に開発された新製品 (2020 年 9 月 V1.0a リリース) です。
SL-GMSDraw エディタでさまざまな動的属性を持ったグラフィックモデルを対話的に作成し、エディタ内ですぐにその動的振舞いを確認した監視画面は、SL-GMS のコードジェネレータを使って、比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに生成されます。
20数年前の 1998 年に、SL-GMS J/Developer (Java) のコードジェネレータによって生成された桁違いにコンパクトで高速な
Java アプレットの衝撃が、再び HTML5 で蘇ります。SL 社が長年培ってきた描画技術とグラフィックコード生成技術に
より、他の誰にも真似できない、高対話性で高性能な監視画面の HTML5 による Web ブラウザ運用を実現します。
HTML5 に変換してスマホや タブレットで運用される SL-GMS グラフィック操作画面 (デモビデオ 2:11) |
SL-GMSDraw エディタで画面を 作成し、HTML5 に変換、 Web ブラウザで運用の全工程 (デモビデオ 2:53) |
SL-GMSDraw エディタで作成した SL-GMS ダイナミックグラフィックモデルを、
HTML5 コードジェネレータで変換
SL-GMSDraw エディタで作成して保存した m1 形式のモデルを、SL-GMS Web/Developer の HTML5 コードジェネレータを起動して HTML5 ファイルに変換します。そして、変換した HTML 形式のモデルファイルを読み込んで表示実行するための JavaScript ランタイムライブラリ (API) と、カスタム機能 (画面初期化, データ変数の定義, 変数データ値の更新など) を
含む、ブラウザアクセス用の「HTML サンプルファイル」を提供しています。
変換した HTML モデルファイルとともに、これらのファイル (JavaScript ランタイムライブラリとサンプルをカスタマイズ
した HTML ファイル) をサーバに配置し、ブラウザでアクセスするだけで、Web 運用できるようになっています。
V2.0a で IoT 監視ダッシュボードの構築を支援強化 V3.0a で連続ズームや矩形で選択領域ズームを強化した 比類なく高速なズーム/パン |
V2.0a, V3.0a でより広範な監視ダッシュボードの開発を支援強化
2021 年 3 月にリリースした V2.0a では JavaScript (HTML5) の組み込みグラフ (棒グラフ, トレンドグラフ, 円グラフ) とテーブルを追加し、2021 年 9 月にリリースした V3.0a では詳細画面へのドリルダウンや複数レイヤによるオーバレイ機能などを追加しました。
これらにより、複数現場における制御システムからの IoT |
V4.0a, V4.1 で制御システム (DCS/SCADA) の Web 化をさらに支援強化
昨年の 2022 年 10 月にリリースした V4.0a では、オーバービュー小窓やブリンク機能など、従来の SL-GMS 製品 (C++, Java, .NET) による開発でよく実装される多彩な
さらに今年の 2023 年 7 月にリリースした最新 V4.1a では、テーブル列に SL-GMS モデルを表示、テキストとオブジェクトの輪郭をグロー表示で強調する属性、Web フォントのサポート、パネルのコンテンツを印刷できるメソッドなど、細部に至って小回りが利く下記の新しい機能の数々が追加され、制御システム (DCS/SCADA) の Web 化とクラウド運用監視ダッシュボードの開発をさらに強化しています。
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V4.0a で追加されたオーバービュー小窓(左)とブリンク(右)新機能例 V4.1a で追加されたテーブル列にSL-GMS モデル表示 (左), グロー表示 (右), Web フォント |
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