制御システム (DCS/SCADA) の Web 化でさらに機能拡張した SL-GMS Web/Developer 新 V4.0a をリリース
高対話性でコンテンツリッチなグラフィック操作画面を、比類なく高性能な HTML5 コードに変換
2022 年 10 月 4 日
リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン (所在地:
東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人)は、高対話性でコンテンツリッチなグラフィック操作画面を比類なく高性能な HTML5 コードに変換して Web 運用できる、SL-GMS Web/Developer の新バージョン 4.0a をリリースしました。
一昨年秋に待望の HTML5 版 SL-GMS 新製品としてリリースされた V1.0a に続いて昨年リリースした V2.0a と V3.0a では、JavaScript (HTML5) の組み込みグラフとテーブル、詳細画面へのドリルダウン、複数の画面レイヤ、連続ズームと矩形で領域選択ズーム、実行中に画面上のイメージを動的に置き換え、Leaflet 地図画面に動的グラフィックオブジェクトをインスタンスなどの機能を追加し、複数現場からの IoT データを集約して一元監視するダッシュボードの開発を支援しています。
そして今回の新バージョン 4.0a では、従来の SL-GMS 製品 (C++, Java, .NET) による開発でよく実装される多彩なグラフィック機能を HTML5 版に追加し、制御システム (DCS/SCADA) の Web 運用化をさらに強化しています:
- 新しい「オーバービュー小窓機能」で、大画面モニタに表示される広範なグラフィック系統図全体を
高速にズーム/パン
- ズームするときにオブジェクトサイズを固定できる、新しい「フラグ」の追加
- グラフィックオブジェクトやテーブルの行を、色と点滅によって誘目性や注意喚起を高める、
新しい「ブリンク機能」
- 「リンクオブジェクト」を作成するための新しい API と、ノードとリンクをグラフィックに
レイアウトするための技法サンプル
- 任意の HTML カスタムオブジェクトを組み込むための技法サンプル など
SL-GMS は、監視制御システムのダイナミック GUI/HMI ならびに固有のカスタムエディタを開発するためのツールです。機器の入切や開閉、しきい値で警報色が変わるなど、さまざまな動的属性を持ったグラフィックモデルをアプリケーションから独立して SL-GMSDraw エディタで対話的に作成し、すぐにその動的 振る舞いをプレビューして確認できます。
HTML5 版の SL-GMS Web/Developer は、他 SL-GMS 製品 (C++, Java, .NET Framework, .NET 6 版) と
共通の SL-GMSDraw エディタで作成した監視制御システムのグラフィック操作画面を、コードジェネ
レータを使って比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに変換し、Web 運用することを可能にします。
これにより、制御室と同じコンテンツリッチで高対話性のグラフィック監視画面を Web ブラウザで
クラウド運用でき、ローカル運用と同等の高い性能で、異種 OS パソコンの他、スマートフォンや
タブレットなど幅広い端末からアクセスして操作できます。
SL-GMS は国内においても、電力・エネルギー監視、空港・鉄道・道路などの設備監視、ビル管理 (BA)、
セキュリティ監視、水処理、製造ライン監視などのさまざまな制御システム (DCS/SCADA) に組み込まれて再販されており、日本の社会インフラを支えるシステム構築の一端を担ってきました。
■SL-GMS Web/Developer (HTML5) 製品について:
https://www.sl-j.co.jp/products/devtools/slgms_webdev.shtml
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