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荏原電産が、64 bit ネイティブ Windows 10 対応のプラント制御システムの
グラフィック画面に、Microsoft .NET 版の SL-GMS を採用

水管理制御を担う、河川治水や農業かんがい施設における電気設備監視制御システムの開発

2021 年 12 月 20 日

リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン (所在地:
東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人) は、荏原グループの開発型企業である
株式会社 荏原電産が、同社のオープン系監視制御システムである EDFrame の 64 bitネイティブ Windows 10 対応化で、Microsoft .NET 版の SL-GMS を使用していることを発表しました。

荏原電産は、水と空気と環境の分野における優れた技術と最良のサービスで広く社会に貢献している
荏原グループの開発型企業として、電気・計装・監視・パワーエレクトロニクスの技術による最適な
システムを提供しています。これまで、排水機場やダム・水門などの河川治水施設、揚水機場や用水路
などの農業かんがい施設をはじめとする各種の公共分野において水管理制御を担う、ポンプ機などの
電気設備監視制御システムの開発を数多く手掛けてきました。

今回、荏原電産のオープン系監視制御システムである EDFrame の 64 bit ネイティブ Windows 10 対応化で、64 bit 版 SL-GMS Developer for .NET を採用しました。荏原電産が開発している監視制御システムは、点在する排水機場や水門を統括的に管理して河川治水を制御、電気通信装置・機器を駆使して農業用排水
施設を運転管理など、施設の分野ならびに規模(単独/広域)に応じて柔軟かつスケーラブルに構築できる
ようになっており、それぞれのプラント施設における効率的かつ安全な運転を実現しています。

SL-GMS で開発されている監視制御システムのグラフィックな操作画面では、広域に点在する施設全体を
地図上に表示して包括的に管理したり、施設ごとの設備機器状態ならびに詳細を系統図で監視し、故障・
異常時には警報表示します。また、これらのグラフィック画面上で設備機器を遠隔操作したり、CCTV
カメラからの画像で現場の安全確認を行える他、Web によって関係者のモバイルへ状況を配信できます。

貯水池の水量やゲートの開閉、放水路水量、ポンプ機による排水状況、河川計測点での水位の変化など、
さまざまな顧客ニーズに応じたグラフィックでリアルタイムな動的属性を持った画面は、それぞれの監視
制御システムから独立して SL-GMSDraw ダイナミックグラフィックエディタを使って対話的に作成し、
流用してカスタマイズできるため、システム案件毎の開発・保守工数を加速的に削減します。

SL-GMS は国内においても 30 年近くにわたって、電力・電気設備をはじめ、水処理、ごみ焼却炉、空港・鉄道・道路などの設備監視、ビル管理 (BA)、セキュリティ監視、製造ライン監視などのさまざまな制御
システム (DCS/SCADA) に組み込まれて再販されており、日本の社会インフラを支えるシステム構築の
一端を担ってきました。電気系統をはじめとする設備監視は、「モノの監視 Monitoring of Things」を
専門としてきた SL 社の得意分野で、比類なくコンパクトで高速なダイナミック GUI ならびにその
エディタ技術を提供しています。


■株式会社 荏原電産について:  https://www.ebd.co.jp/

■SL 社(Sherrill-Lubinski Corporation)について: https://www.sl-j.co.jp

■SL-GMS について: https://www.sl-j.co.jp/products/devtools/slgms_devtools.shtml


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記載される会社名・製品名は、それぞれ各社が所有する商標または登録商標です。


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