SL Japan > ニュース & イベント> ニュースリリース

水ing が、水処理施設のさまざまなデータを集約して一元管理できる
情報プラットフォーム「Sustainable Water Cloud® - SWaC®」で、
SL-GMS Web/Developer (HTML5) を使って監視画面を開発

高対話性のグラフィック系統図を比類なく高い性能でブラウザ運用

2025 年 6 月 17 日

リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン (www.sl-j.co.jp 所在地:東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人) は、水ing株式会社 (以下、水ing) が、水処理施設のさまざまなデータを集約して活用できる同社の情報プラットフォーム「Sustainable Water Cloud® - SWaC®」のグラフィカルな見える化で、SL-GMS Web/Developer (HTML5) を使用していることを発表しました。

水ing株式会社 (以下、水ing (スイング)) は、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける『ing』」を経営理念に掲げ、浄水場や下水処理場などのさまざまな水処理施設の設計・建設から運営、維持管理までを、国内約 300ヶ所におよぶ拠点からトータルに手掛けて貢献しています。

近年、上下水道などの水処理施設は、老朽化やオペレーション人材の減少などに伴い、施設の適正な管理に加え、効率化が求められています。この背景を受け、水ing では水処理施設のさまざまなデータを集約して
一元管理できる情報プラットフォーム「Sustainable Water Cloud®」(以下、「SWaC® (スワック)」) を開発し
ています。さらに、オペレーション業務の省力化を実現するための AI サービスを追加しています。そして、
クラウド運用の SWaC では情報のグラフィカルな「見える化」の開発で、SL-GMS Web/Developer (HTML5)
を使用しています。

SWaC における施設のグラフィック監視画面は、上部に並ぶタブから「受変電設備」や「給水設備」などのグラフィック系統図を選択できます。たとえば「給水設備グラフィック系統図」は、貯留タンク、給水槽、排水ピット、撹拌機 (ミキサー)、パイプなどの動的属性を持った数々の部品で構成されており、運転状況が
「運転/開 (赤色)」、「停止/閉 (緑色)」、「異常 (黄色)」で表示されます。これらの動的属性を持ったグラフィック
部品は、SL-GMSDraw エディタを使って、アプリケーションから独立して対話的に作成し、その動的振る舞いを
すぐにプレビュー確認しながら開発されたものです。

SL-GMSDraw エディタでは、タンクの水位が変動する、しきい値で警報色が変わる、機器のオンオフや開閉
など、さまざまな動的属性を持った部品を次々とコピーして再利用し、それらの形状、動的属性、データ変数
(接続して表示するデータ) を変更しながらカスタマイズして、多種多様に展開できます。そして、SL-GMSDraw
エディタで対話的に作成したこれらのグラフィック監視画面は、SL-GMS Web/Developer のコードジェネレータを使って、比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに変換され、ローカルデスクトップ同等の高い対話性と性能でブラウザ運用できるようになっています。

SL-GMS (C++, Java, .NET, HTML5) は、国内においても 1991年来、水処理の他、電力・エネルギー監視、空港・鉄道・道路などの設備監視、ビル管理 (BA)、セキュリティ監視、製造ライン監視などのさまざまな
制御システム (DCS/SCADA) に組み込まれて再販されており、日本の社会インフラを支えるシステム構築
の一端を担ってきました。


■水ing株式会社について: https://www.swing-w.com

■SL (Sherrill-Lubinski) 社について: https://www.sl-j.co.jp

###

記載される会社名・製品名は、それぞれ各社が所有する商標または登録商標です。



ニュース一覧へ戻る