HTML5 版の SL-GMS Web/Developer 新バージョン 4.3a をリリース
制御室と同じ高対話性のグラフィック系統図画面などを比類なくコンパクトで高速な HTML5 に変換し、
ローカル運用と同等の高い性能でブラウザ運用
2025 年 11 月 28 日
リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン (www.sl-j.co.jp
所在地:東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人) は、制御室と同じ高対話性のグラフィック
系統図画面などを比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに変換してブラウザ運用できる、SL-GMS Web/Developer の新バージョン 4.3a をリリースしました。
2020年に待望の HTML5 版 SL-GMS 新製品としてリリースされた V1.0a に続き、翌年 2021年の V2.0a と V3.0a では、
組み込みグラフとテーブル、詳細画面へのドリルダウン、複数の画面レイヤ、連続ズームと矩形で領域選択ズーム、地図上に動的グラフィックオブジェクトをインスタンスなど多数の新機能を追加し、複数現場から集約した IoT
データを一元監視するダッシュボードの開発を支援強化しました。そして、2022年にリリースした V4.0a では、 オーバービュー小窓やブリンク機能など、従来の SL-GMS 製品 (C++, Java, .NET) による開発でよく実装される
多彩なグラフィック機能を追加し、制御システムのブラウザ運用を強化しました。さらに 2023年の V4.1a では、
テーブル列に SL-GMS モデルを表示や Web フォントのサポートなど、細部に至って小回りが利く数々の新機能が追加され、以上の流れを継いだ昨年 (2024年) の V4.2a でローカルサブモデルに至って徹底的な HTML5 コード変換の機能改善を行うなど、引き続き Web 化開発とブラウザ運用の強化を図りました。
そして今回の新バージョン 4.3a では、SL-GMSDraw エディタで対話的に作成して HTML5 に変換したグラフィック
系統図などの画面を、Web サーバにデプロイする前に、実際にブラウザ表示して挙動を確認できる「SL-GMS
HTML Display Viewer」というビューワアプリケーションを追加し、またカラーテーブルを 32767色に拡大するなど、開発ツールとしての機能をさらに拡張しています。

SL-GMS は、監視制御システムのダイナミック GUI/HMI ならびに固有のカスタムエディタを開発するためのツール
です。機器の入切や開閉、しきい値で警報色が変わるなど、さまざまな動的属性を持ったグラフィックモデルを
アプリケーションから独立して SL-GMSDraw エディタで対話的に作成し、すぐにその動的振る舞いをプレビュー
して確認できます。
HTML5 版の SL-GMS Web/Developer は、他 SL-GMS 製品 (C++, Java, .NET版) と共通の SL-GMSDraw エディタで
作成した監視制御システムのグラフィック操作画面を、コードジェネレータを使って比類なくコンパクトで高速な
HTML5 コードに変換し、Web 運用することを可能にします。これにより、グラフィック系統図をはじめとする
制御室と同じコンテンツリッチで高対話性の操作画面を Web ブラウザでクラウド運用でき、ローカル運用と
同等の高い性能で、異種 OS パソコンの他、スマートフォンやタブレットなど幅広い端末からアクセスして操作
できます。
SL-GMS は国内においても、電力・エネルギー監視、空港・鉄道・道路などの設備監視、ビル管理 (BA)、セキュリティ
監視、水処理、製造ライン監視などのさまざまな制御システム (DCS/SCADA) に組み込まれて再販されており、日本の社会インフラを支えるシステム構築の一端を担ってきました。
■SL-GMS Web/Developer 製品について: https://www.sl-j.co.jp/products/devtools/slgms_webdev.shtml
■SL (Sherrill-Lubinski) 社について: https://www.sl-j.co.jp
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