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SL 社、今日のコンポーネント技術ベースのアプリケーション開発に、次世代のダイナミック・グラフィックス・ソリューションを発表

統一されたソリューションを提供するリアルタイム・グラフィカル・モデリング・システム
「SL-GMS」製品の新しいラインアップを、Linux 版も合わせて発表

米国現地時間の 5 月 1 日、16 年以上に渡ってリアルタイム・プロセス監視制御システムの業界標準グラフィックス開発で実績を持つ SL 社(米国カリフォルニア州コルテ・マデラ市 代表取締役社長 トーマス・ルビンスキ)が、変化する市場それぞれに特化した製品群で構成される新しい SL-GMS 製品ラインアップを発表したことを、株式会社 SL ジャパン(東京都港区 代表取締役社長 羽島良重 電話 03-3423-6051 https://www.sl-j.co.jp  info@sl-j.co.jp)が明らかにしました。

SL 社グラフィカル・モデリング・システム「SL-GMS」は、リアルタイムな動きを持ったグラフィックス・モデルと画面を開発するためのツールです。新しい SL-GMS ラインアップ・ソリューションは、ネットワーク管理/テレコム、プロセス制御、交通、宇宙・防衛などの各分野で要求されるニーズに対応するもので、従来の Windows 版 と UNIX 版に加え、新たに Linux 版(RedHat Linux V6.1)も合わせてリリースいたします。

SL-GMS ラインアップの統一されたソリューションでは、J/Developer で使用するダイナミック・グラフィックス画面は C++/Developer や AX/Developer から移植可能で、異なるフレームワーク間で双方向に容易なマイグレーション・パスを実現しています。

  • AX/Developer(ActiveX 開発者向けの SL-GMS)は、リアルタイム・ダイナミック・グラフィックスを Visual Basic や Internet Explorer などの ActiveX 環境で必要とするアプリケーションを開発するための包括的なツールです(OPC 標準対応)。
  • C++/Developer(C/C++ 開発者向けの SL-GMS)は、C/C++ を使用した広範囲のリアルタイム・ダイナミック・グラフィックス画面およびユーザ・インタフェースを構築するための強力で完全なツールです(OPC 標準対応)。
  • J/Developer(Java 開発者向けの SL-GMS)は、インターネット・ベースの高速な Pure Java アプリケーションおよびアプレットの迅速なプロトタイプ開発ならびに実行環境への展開を可能にするツールです。 J/Developer では、コンパクトで高速な Thin クライアントを実現しています。
  • Custom Editor(カスタム・エディタ構築ツール)は、各分野の監視制御システムで市場特有のカスタム・エディタを構築するための、業界で最も力強いツールです。
  • J/Net(Java 対応ネットワーク・アプリケーション構築ツール)、C++/Net (C/C++ 対応ネットワーク・アプリケーション構築ツール)は、それぞれ J/Developer、C++/Developer の拡張オプション製品で、Java または C/C++ をベースにしたテレコムならびにネットワーク管理アプリケーションを構築するためのツールです。
  • C++/Map(C/C++ 対応 地図アプリケーション構築ツール)は、C++/Developer の拡張オプション製品で、地図画面上にダイナミック・グラフィックスが表示される、高速な地図アプリケーションを構築するためのツールです。

なお、日本では、新しい SL-GMS 製品ラインアップを6月1日より販売開始いたします。 オープン・ネットワーク型のリアルタイム監視制御システムにおいて、業界で最先端技術のグラフィックスならびにユーザ・インタフェースの開発ツールとソリューション・サービスを 16 年以上に渡って提供してきた SL 社は、新しくセグメント化された SL-GMS 製品ラインアップを発表しました。プロセス制御、交通管制、宇宙・防衛における厳しいリアルタイム条件に応えてきた SL-GMS 製品は、今日のネットワーク管理ならびにテレコム市場に、先例のないパフォーマンスと機能を提供します。

「SL 社は、これまでプロセス制御、交通管制、宇宙・防衛の分野で、ダイナミック・グラフィックス開発ツールのパイオニアとして、長年に渡って貢献してきた。新たにセグメント化された SL-GMS 製品ソリューションは、ここ近年急速にニーズが高まっているリアルタイム・テレコムならびにネットワーク管理の分野に、卓越した柔軟性・拡張性とパフォーマンスを提供する」と、米国本社のセールスおよびマーケティング担当副社長であるテッド・ウィルソンは語った。

SL-GMS の統一されたソリューションは、最先端技術と密接なコンサルティング・サービスによって、VAR や OEM が単一のプロジェクト開発で異なるプログラミング実行環境に展開することを可能にします。SL-GMS 製品パッケージでは、1つのグラフィカル・モデリング・エディタ「 SL-GMSDraw」を提供し、特定の図形アイコンにグラフィックスの動的属性を指定してアプリケーションの振る舞いに関連付けることを可能にしています。SL-GMSDraw で開発されたプロジェクトは、 Java、 ActiveX、C++ いずれの環境にも透過的に適用できます。その結果、SL-GMS ソリューションは、開発する製品の新しい市場やプログラミング環境への対応で極めて高い柔軟性を提供し、プロジェクト移植コストの削減と市場への投入時間の短縮を実現します。


バーチカル・マーケット特有の要求に応えるソリューション
統一された SL-GMS ラインアップ・ソリューションは、それぞれのバーチカル・アプリケーション特有の要求に対応してセグメント化されており、最新のコンポーネント技術、言語、オペレーティング・システム環境で利用できます。システム・インテグレータ、 VAR(付加価値再販会社)、ソフトウェア開発者は、C++、ActiveX、Java それぞれのプラットフォームに応じた SL-GMS 製品を選択することができます。さらに、SL 社のコンサルティング・サービスならびにサポートとともに、SL-GMS はそれぞれのプロジェクトの開発時間とコストを削減することを支援し、エンドユーザ製品のパフォーマンスと拡張性を最大限に引き出します。

米国プロセス制御メーカー大手の GSE システム社の上級副社長のジム・モウブレイ氏は、「SL-GMS AX/Developer を我々のライルタイム・プロセス情報システムに導入することにより、至る所でアクセス可能で便利なインターネットからクリティカルな生産情報を簡単にアクセスできるようになった。新しい SL-GMS グラフィックス開発ツールは、弊社のお客様が Microsoft Internet Exploer や Excel アプリケーションなどの共通ツールを使って、ダイナミックでリアルタイムな機器装置およびプロセスの制御情報に対応することができる」と、語った。

たとえば J/Developer で使用するダイナミック・グラフィックス画面は C++/Developer や AX/Developer から移植可能で、SL-GMS の統一されたソリューションは、異なるフレームワーク間で双方向に容易なマイグレーション・パスを実現しています。


SL-GMS 製品ラインアップ
新しい SL-GMS 製品ラインアップ・ソリューションは、それぞれプロジェクト特有のニーズに対応してセグメント化されたもので、今日のコンポーネント技術ベースのアプリケーション開発に、業界をリードするパフォーマンスと機能を提供します。

  • SL-GMS AX/Developer:  ActiveX 開発者向けの SL-GMS(OPC 標準対応)
    AX/Developer は、最先端の SL-GMSDraw グラフィカル・モデリング・エディタを使ってダイナミック・グラフィックス画面を作成し、それらを Visual Basic や Internet Explorer などの ActiveX コンテナから、ライブ・データによってリアルタイムに動かすことができます。 使いやすい監視制御ユーザ・インタフェースと SL-GMS ランタイム・エンジンによって、 AX/Developer はダイナミック・グラフィックスのインターネット/イントラネット利用を可能にします。
  • SL-GMS C++/Developer: C /C++ 開発者向けの SL-GMS(OPC 標準対応)
    SL-GMS C++/Developer は、 幅広いグラフィックスならびにユーザ・インタフェースの顧客要求に応える完全なソリューションを提供するダイナミック・グラフィックス・システムです。 C++/Developer は、オブジェクト指向技術をコアにした SL-GMSDraw グラフィカル・モデリング・エディタ、 SL-GMS ランタイム・ライブラリ、 C/C++ アプリケーション開発用のツールとソースコード・テンプレートで構成されます。 SL-GMS C++/Developer は、世界で数千におよぶ制御システムのオペレータ・ステーションで稼働するダイナミック・グラフィックス・エンジンとしての長年に渡る実績を持ちます。
  • SL-GMS J/Developer:  Java 開発者向けの SL-GMS
    SL-GMS J/Developer は、高速なダイナミック・グラフィックスを必要とする Pure Java アプリケーションおよび アプレットのラピッド・プロトタイピングならびに実行環境への迅速な展開を可能にする強力なダイナミック・グラフィックス・システムです。 J/Developer は、 SL-GMSDraw グラフィカル・モデリング・エディタ、 Java コード・ジェネレータ、 Java アプリケーションならびにアプレット開発用のツールとソースコード・テンプレートで構成されます。 J/Developer では、コンパクトで高速な Thin クライアントを実現しています。
  • SL-GMS Custom Editor: カスタム・エディタ構築ツール
    SL-GMS Custom Editor は、VAR(付加価値再販会社)が市場ニーズに特化したユーザ独自のダイナミック・グラフィックス・エディタを迅速に開発できる、業界の最先端技術です。エンドユーザ市場特有の専門知識とノウハウをベースに画面をカスタマイズして構成できる柔軟性を提供します。カスタム・エディタを活用している分野には、プロセス制御(DCS)製品の他、エディタを使ってノード表現をカスタマイズし、地図上にそれらのノードを物理的なネットワーク・トポロジーとして構成するといった、ガス・電力供給などの公益事業とテレコム業界もあげられます。
  • SL-GMS J/Net: Java 対応 ネットワーク管理アプリケーション構築ツール
  • SL-GMS C++/Net: C/C++ 対応 ネットワーク管理アプリケーション構築ツール SL-GMS J/Net と C++/Net は、それぞれ J/Developer と C++/Developer の拡張オプション製品で、テレコムならびにネットワーク管理アプリケーションを構築するためのツールです。地図上のノード接続管理機能やネットワーク・アプリケーション・フレームワークなどを含みます。
  • SL-GMS C++/Map:  C/C++ 対応 地図アプリケーション構築ツール
    SL-GMS C++/Map は、C++/Developer の拡張オプション製品で、地図画面上にダイナミック・グラフィックスが表示される地図アプリケーションを容易に構築できます。 C++/Map には、SL-GMS マッピング・ライブラリや交通管制アプリケーション・フレームワークなどを含みます。


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