東芝 SCADA 新製品 「OIS-DS/SMART」 に、SL-GMS を採用
本格的 DCS 用 SCADA ソフトウェアの小規模システムへの適用を実現
リアルタイムなグラフィックス・データ画面ならびにユーザ・インタフェースを開発するためのソフトウェアとサービスのソリューションを提供する SL 社 (SL Corporation: 米国カリフォルニア州コルテ・マデラ市、株式会社 SL ジャパン: 東京都港区)は、株式会社 東芝の新しい SCADA 製品である 「OIS-DS/SMART」 に、SL-GMS グラフィカル・モデリング・システムが採用されたことを発表しました。
「OIS-DS/SMART」 製品は、日本および米国において幅広く導入されている「東芝CIE統合制御システム CIEMAC-DS」 ラインアップに東芝が新たに投入したもので、これにより、小規模から大規模までのスケーラビリティを実現している CIEMAC-DS ラインアップ製品すべてで、SL-GMS が採用されることになりました。
「オープン・ライトサイジング」をコンセプトにしたCIEMAC-DSは、生産管理などを行なう上位情報系システムとの容易かつ綿密な連携を可能にし、生産効率の向上を実現するトータル・プラント・システムです。その幅広い監視制御機能を持った快適なオペレーション環境を実現する OIS (Operator Interface Station)-DS に、SL-GMS C++/Developer, SL-GMS Custom Editor が採用されています。プロセス画面を構築する OIS-DS の「グラフィック・エディタ」は、SL-GMS Custom Editor をベースに CIEMAC-DS 用にカスタマイズされたものです。OIS-DS では、SL-GMS の豊富な動的属性と強力なリアルタイム・グラフィックス・エンジンを使用し、多機能を優れたパフォーマンスで、かつ高い保守性・拡張性をもって、実現しています。
今回東芝が新たにリリースした 「OIS-DS/SMART」 製品は、市場ニーズの流れに応じて CIEMAC-DS のスケーラビリティをさらに進化させた、SCADA 機能搭載型オペレータ・ステーションです。本格的 DCS 用 HMI を小規模システムで実現しており、タグ・ベースでの監視、豊富なタグ計器表示、詳細なアラーム設定、高度な履歴表示など、多彩な監視制御機能を持った従来のオペレーション環境を継承し、シングル・アーキテクチャによる CIEMAC-DS への拡張も可能です。
「東芝では、これまで CIEMAC-DS ラインアップに SL-GMS を標準的に採用し、そのオペレータ・ステーションの HMI を効率良くかつ柔軟に開発することで、顧客ニーズに迅速に対応してきた。そして、今回の OIS-DS/SMART 新製品においても従来の開発投資を生かし、CIEMAC-DS ラインアップをさらに強化することができた。」と、東芝の社会インフラシステム社、制御・計測システム企画部参事の大庭章氏は語りました。
「SL-GMS では、DCS/SCADA メーカー独自のエディタ環境を容易にかつ安価に実現できるカスタマイズ・ツールも提供しており、業界をリードする CIEMAC-DS ラインアップの SCADA 新製品投入の実現に貢献できたことを大変光栄に思う。」と、SL ジャパンの代表取締役社長である羽島良重は語りました。
記載される会社名・製品名は、それぞれ各社が所有する商標または登録商標です。
2006 年 〜 2000 年 ニュースリリース 一覧へ戻る
ニュース一覧へ戻る