SL 社、Oracle Coherence ユーザに、データ・グリッド監視・管理の拡張機能を 提供
RTView for Coherence が、潜在的問題を早期警告して検証
Core News Facts
- SL 社は、RTView for Oracle Coherence を発表しました。本新製品は、グリッド全体にわたる主要なスケーラビリティ要素を集約して分析し、収集されるそのデータ結果を有用なダッシュボードでリアルタイムに表示することによって、ユーザがグリッドの状況と有効性を可視化できるものです。
- RTView for Oracle Coherence は、グリッド・インフラストラクチャが正確に機能しているときに、その重要な検証を行ないます。
- グリッドの性能または安定性を脅かす状況の変化があった場合にも、RTView for Oracle Coherence は、潜在的な課題を早期に警告し、問題を素早く切り分けて解決することを可能にするトラブルシューティングを容易にします。
- 本ソリューションは、データソース、異なるビューならびにドリルダウン画面を簡単に追加してカスタマイズできます。
2007年10月24日 カルフォルニア州コルテマデラ市発
リアルタイムな監視、解析、可視化ソフトウェアの提供でリードする SL Corporation(以下 SL 社)は、グリッドの状況と有効性を可視性する監視・管理ソリューションとして RTView for Oracle Coherence を、本日発表しました。RTView for Oracle Coherence は、グリッド・インフラストラクチャが正確に機能しているときに、その重要な検証を行ないます。さらに重要なのは、グリッドの性能または安定性を脅かす状況の変化があった場合にも、RTView for Oracle Coherence は、潜在的な課題を早期に警告し、問題を素早く切り分けて解決することを可能にするトラブルシューティングを容易にすることです。
多くの企業では、新しいアプリケーションの提供プラットフォームに、孤立したインフラストラクチャの統合における費用効果が高い手段として、グリッド・コンピューティングを採用しています。そして、これらの企業では、アプリケーションのパフォーマンスと応答性がグリッド環境のスケーラビリティに大きく依存することを認識しています。
Oracle(R) Fusion Middleware のコンポーネントである Oracle Coherence は、グリッド・ベースのアプリケーションをスケーリングすることによって、企業のアプリケーション増大・発展における障壁を取り除くことを支援します。グリッド全体にわたるメモリ上のデータを、最も必要とするアプリケーション近くに移動して管理し、アプリケーションがどのようにデータをアクセスするかを最適化します。
最適化されたグリッド・インフラストラクチャには多大な利点がある反面、2つの課題が残ります。1点目は、多数の部品が移動している中で、ある瞬間に何が起きているかを正確に把握し、期待通りに機能しているかを判断することです。膨大なアプリケーションとノードが何千ものリアルタイムなデータ・ストリームを生成しているため、グリッド環境全体の状況を視覚的に把握し、グリッドの性能を妨げるような問題を早期に検知して警告することが、極めてむずかしいことです。2点目は、グリッドの性能に対する潜在的な脅威を迅速にトラブルシューティングして修正することです。
RTView for Oracle Coherence は、リアルタイムに収集されるデータをもとに、グリッド全体の主要な性能評価指標を集約して解析し、その結果をダッシュボードに表示して、可視性を高めるものです。また、Oracle Coherence 以外のデータソース、新しいビュー画面、ドリルダウン画面などを簡単に取り込んでカスタム化することができます。
「膨大な量のデータをいとも簡単に処理する Oracle Coherence は、とても印象的だ」と、SL 社の創立者でありプレジデント兼 CEO であるトーマス・ルビンスキは述べました。「RTView の監視と可視化のソリューションによって、グリッドが正常に機能しているかを常時自信を持って確認できるという付加価値を、Oracle Coherence ユーザに提供できる」と、加えました。
SL 社のデータ・グリッド可視化ソリューションは、リアルタイムな監視と可視化プラットフォームである、RTView を使って構築されています。RTView は、極めてカスタマイズ性が高い解析、ダッシュボード、アラート、レポートの容易な作成と運用を可能にするもので、Coherence データに直接接続します。また、オプション機能として、その他の企業内で使用されているデータソースに対応可能です。統合されたソリューションでは、ユーザにとって重要な評価指標を視覚的に監視できるダッシュボードやレポートを作成し、例外が起きたときにはすぐに対応できる情報を得ることが可能になります。
また、ユーザはRTView のヒストリアン機能を使い、リアルタイムな Oracle Coherence データを任意のリレーショナル・データベースに永続的に格納できます。この履歴データにより、リアルタイムなグリッド状況をより効果的に分析することが可能になります。
SL 社では、”Lift the Lid on Your Oracle Coherence Data Grid: Gaining Real-Time Visibility Into the Performance of Coherence Grids or Clusters” と題したウェブセミナーを、11月9日PST と12月11日PST に開催する予定です。
なお、RTView for Oracle Coherence は、従来の RTView とは別製品として、SL 社が販売するものです。
SL 社は、Oracle Partner Network のメンバーです。
SL (Sherrill-Lubinski Corporation) 社について www.sl-j.co.jp
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