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日立製作所が、広域監視システム「AQUAMAX-web」 に SL-GMS を適用展開

管制室の監視制御データを同じ HMI で情報系部門が閲覧

2010 年 11 月 26 日 東京発
リアルタイム監視制御システムのダイナミック GUI とエディタ技術で業界をリードする株式会社 SL ジャパン(米国本社: SL Corporation,SL ジャパン所在地: 東京都港区、代表取締役社長 羽島良重)は、株式会社日立製作所 情報制御システム社(以下、日立)の上下水道情報制御システム基盤 「AQUAMAX シリーズ」 の 「AQUAMAX-web」 に、米 SL 社の SL-GMS Developer for .NET (ドットネット)製品が適用されたことを、本日発表しました。これまで同シリーズの 「AQUAMAX-AZ/SP」 監視制御システムで採用されてきた SL-GMS を、今回新たに 「AQUAMAX-web」 広域監視システムに展開し、管制室からのリアルタイムなグラフィック監視画面を、情報系部門においても Web 閲覧できるようになりました。

21世紀は環境と水の時代と言われる中、安心・安全・快適な水環境の創出に貢献している日立では、情報制御システム基盤 「AQUAMAXシリーズ」 上に、水処理プロセス、水運用、水質管理、施設管理に関して長年培ってきた情報制御ノウハウを、ソリューションとして提供しています。その中心的で段階的増設が可能な監視制御プラットフォーム・システム 「AQUAMAX-AZ/SP」 に、Microsoft .NET をベースにした SL-GMS Developer for .NET ならびに Custom Editor for .NET を採用しています。今回の 「AQUAMAX-web」 は、SL-GMS で開発された AQUAMAX-AZ/SP の HMI 資産を流用して展開させたものです。

広域監視システム 「AQUAMAX-web」 は、上下水道事業の広域化・統合化や業務委託などにより、中央管制室における運転状況を、庁舎や管理事務所、委託会社などのオフィス分散拠点から夜間や休日など時間を問わず閲覧し、浄水場やポンプ場などの水道局施設全体を監視・維持管理できる必要性に応えるものです。サーバなどの主要な装置は二重化可能であり、地域的に点在するサービス・センターなどへ、リアルタイムで監視データを配信し、情報の共有化を図っています。

AQUAMAX-web では、系統図画面など AQUAMAX-AZ/SP 監視制御システムの SL-GMS による HMI クライアントと同様の高度なグラフィック監視環境を、IP ネットワークを介してシームレスに接続した分散拠点の Web 端末上で実現しています。コンテンツリッチながらもコンパクトで高速な SL-GMS が、Web 環境における快適な運用を容易にします。

SL 社の SL-GMS (SL グラフィカル・モデリング・システム)は、世界をリードする DCS/SCADA 製品をはじめとするさまざまなリアルタイム監視制御システムのダイナミック GUI 画面とその専用カスタム・エディタの開発で、20年以上にわたって使用されてきました。さらにこの十数年、SL-GMS で開発された管制室の監視制御システムの数々が、ActiveX, Java, Microsoft .NET 技術を使った Web で企業内展開されています。SL-GMSDraw エディタで対話的に作成して保存したグラフィック・モデルは、C++, Microsoft .NET, Java 製品相互間で利用できるようになっており、その統一された技術基盤が HMI 資産の長期にわたる保護を可能にしてきました。


株式会社 日立製作所について
http://www.hitachi.co.jp


SL (Sherrill-Lubinski Corporation) 社について    www.sl-j.co.jp


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