明電舎が、次世代型ビル・エネルギー管理システム「明電スマート BEMS (Building Energy Management System)」 に SL-GMS 採用
米 SL 社の Microsoft .NET をベースにしたダイナミック GUI と
カスタム・エディタ技術を組み込み提供
2013 年 3 月 12 日 東京発
リアルタイム監視制御システムのダイナミック GUI とエディタ技術で業界をリードする株式会社 SL ジャパン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人)は、環境エンジニアリングとソリューション技術の提供で 115 年以上の伝統を誇る株式会社明電舎が開発した、次世代型ビル・エネルギー管理システム「明電スマート BEMS (Building Energy Management System)」に、米 SL 社の SL-GMS Developer for .NET ならびに SL-GMS Custom Editor for .NET 製品が組み込み採用されたことを、本日発表しました。
明電舎は、水処理、電力、電鉄、道路などの社会インフラを担う企業として、多岐にわたる製品とエンジニアリング、ならびに運用、維持・管理ソリューションを提供しており、これまでも水処理における MEISVY-OPS5000 や MEISVY VS 監視制御システム製品などで、SL-GMS を使用してきました。
電力・エネルギー分野では、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを利用した発電システム、エネルギーを有効に利用するためのスマートグリッド技術をはじめ、効率の良い受配電、蓄電システムで安定した電力エネルギーの供給を支えています。そして、次世代型のビル・エネルギー管理システムとして開発された「明電スマート BEMS (Building Energy Management System)」は、中央監視装置による電力や電気・空調設備の監視・制御、解析・見える化などの基本機能に加え、時刻や天候などによって変化する需要予測や、エネルギー供給最適制御によるエネルギー効率化などのスマート機能、計画停電など非常時の事業継続のための BCP(Business Continuity Plan 事業継続計画)対応機能も搭載しています。
この中枢となる電力、電気設備、空調設備の監視制御とオペレーションの画面と編集機能で、SL-GMS が組み込まれています。SL-GMS Developer for .NET で開発された「構内エネルギー・フロー」画面では、系統電力、太陽光発電システムやコージェネレーション・システム(CGS)といった発電設備から、蓄電設備、熱源設備、そして照明や空調などの負荷設備へのエネルギーの流れ全体をグラフィックに色分けし、一目瞭然に把握できるようになっています。そして、アラートが出ている設備箇所でクリックし、その詳細系統図などを確認することができます。
さらに SL-GMS Custom Editor for .NET で開発された、動的振る舞いを持った画面を簡単に編集してリアルタイムなライブ・データに接続できる「明電スマート BEMS」固有のカスタム・エディタによって、ビルや設備変更による画面更新の保守コスト削減を可能にし、快適な室内環境と電源の安定供給の実現で、貢献しています。
株式会社 明電舎について http://www.meidensha.co.jp
1897 年(明治 30 年)の創業以来、明電舎は絶えず新技術・新製品の開発に努め、今日まで着実に発展を続けてきました。発電機および変電機器、電子機器、情報機器など多岐にわたる製品を提供するだけではなく、顧客視点に立った最適な解答を導き出し、その実現のためのエンジニアリング、運用、維持・管理といったソリューションを提供しています。さらに、製造・販売と保守・メンテナンスを一体的に運営する組織により、設備のライフサイクルすべてにわたり一貫したサービスを提供できる体制を整備しています。
SL (Sherrill-Lubinski Corporation) 社について www.sl-j.co.jp
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