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HTML5 に対応した監視制御システム (DCS/SCADA) 向け SL-GMS Web/Developer 新製品をリリース

従来の SL-GMS (C++, Java, .NET) と同じ高対話性かつ高性能な GUI/HMI を、
比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに変換して Web でクラウド運用可能に

2020 年 9 月 14 日

リアルタイムデータのグラフィックな可視化と監視で業界をリードする株式会社 SL ジャパン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:羽島良重、米国 SL 社の日本法人)は、監視制御システム (DCS/SCADA) 向けダイナミック GUI/HMI ならびに固有のカスタムエディタ開発ツールとして長年の実績を誇る SL-GMS (C++, Java, Microsoft .NET 版) ラインアップに、HTML5 対応版の SL-GMS Web/Developer 新製品をリリースして追加したことを発表しました。

UNIX から Linux, Windows へ、32 bit から 64 bit ネイティブ化、C/C++ から ActiveX, Java, Microsoft .NET へと展開してきた SL-GMS では、1983年以来 35年以上にわたり、共通の SL-GMSDraw エディタで開発した動的グラフィックモデルは OS バージョンで上位互換性を保持し、さらに異なる OS プラットフォームやフレームワーク間で移植性を提供し、ライフサイクルが 10年前後におよぶ高度な制御システムの移行を強力に支援してきました。

今回リリースした SL-GMS Web/Developer V1.0a 新製品は、この同じ SL-GMSDraw エディタで作成した
監視制御システムのグラフィック操作画面を、HTML5 ならびに JavaScript を使った Web ブラウザで
クラウド運用することを目的に開発された新製品です。

しきい値で警報色が変わる、系統図の結線を動かす、機器の入/切など、さまざまな動的属性を持ったグラフィックモデルを SL-GMSDraw エディタで対話的に作成し、すぐにその動的振舞いをエディタ内で確認できる監視画面は、SL-GMS Web/Developer のコードジェネレータを使って、比類なくコンパクトで高速な HTML5 コードに変換されます。

これにより、制御室と同じグラフィック監視画面を Web ブラウザでクラウド運用でき、ローカル運用と
同等の高い性能で、異種 OS パソコンの他、スマートフォンやタブレットなど幅広い端末からアクセスして操作できます。さらに、複数現場の制御システムからのデータを集約して一元監視することも可能に
なります。

SL-GMS は国内においても、電力・エネルギー監視、空港・鉄道・道路などの設備監視、ビル管理 (BA)、
セキュリティ監視、水処理、製造ライン監視などのさまざまな制御システム (DCS/SCADA) に組み込まれて再販されており、日本の社会インフラを支えるシステム構築の一端を担ってきました。

なお、SL ジャパンは 9月15日・16日に開催される ARC ジャパンフォーラム 2020 (オンライン) における
講演「事例で見る、制御システムの可視化における開発・運用動向〜中央制御室からリモートモニタリング、クラウド運用まで〜」で、SL-GMS Web/Developer 新製品を初披露します。


SL-GMS Web/Developer (HTML5) 新製品について:
https://www.sl-j.co.jp/products/devtools/slgms_webdev.shtml


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