海外ユーザ事例: SL-GMS
宇宙・防衛: Exigent Software Technology (ESTI) 社

人工衛星指令管制システムに SL-GMS を実装

米国における政府および商業宇宙プロジェクトでは、Exigent Software Technology, Inc. (ESTI) が提供する人工衛星地上局の指令管制用ミッション・クリティカル・システムおよびソフトウェア・ソリューションに依存しています。同社の地上局ソフトウェアを採用している最大級の商用宇宙プログラムでは、ネットワーク化された衛星を最大 100 個まで制御します。


ESTI 社の OS/COMET 製品:

  • ユーザが構成可能で再利用可能なソフトウェア
  • 何千ものテレメトリ・ポイントを監視制御するサテライト地上ステーションと接続
  • 衛星軌道に関連して移動するリアルタイムなモデル表現
  • 選択したオブジェクトのデータベース情報へのオペレータ・アクセスを可能にする対話性
  • オンボード・リレー、電圧・アンペア、電力レベル、温度、バスの状態を監視


人工衛星には何千ものテレメトリ・ポイントがあります。テキスト指向の方法で衛星のステータスを監視することは、数値データの大画面を解釈するのがむずかしいため、実質的に不可能です。同社の OS/COMET 製品では、SL-GMS の動的画面を統合して、宇宙船情報のリアルタイムな視覚モデルを表示します。

OS/COMET の「一目瞭然」の階層システムは、SL-GMS のリアルタイム動的グラフィックス・エンジン・ソフトウェアを取り込んで、情報を首尾一貫して整然と表示します。オペレータは、マウス・クリックでサブシステムあるいはコンポーネントを分離し、階層的にキャプチャされた宇宙船モデルを行き来できます。ウィンドウ内のオブジェクトはリンクしているコンポーネントにそっくりで、リレーの現在位置、バスのステート、アクティブな電力レベル、温度計、バッテリのボルトやアンペアを示すダイアルを表しています。こうした SL-GMS オブジェクトは、リアルタイムに動的に変化して電気システムの現在の状態を表示し、色を変えて警告状況を示します。


こちらをクリックすると、
画面を拡大表示します。
ほとんどの衛星では 6 から 10 のレベルの深さが必要で、典型的な小さな衛星でも 80 の個別画面があります。サブシステムの画面は個々のコンポーネントを表すオブジェクトを組み合わせて作ったグループ・オブジェクトで、さらにいくつかのグループ・オブジェクトを集めてより大きなオブジェクトにすることで、複雑なシステムを表すことができます。どの場合でも、個々のコンポーネントの機能とダイナミックスはグループ・オブジェクトに保持されており、オペレータにシステムの機能と対話性のビューを提供しています。