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SL-GMS C++/Net 開発ツールの機能
SL-GMS C++/Net の機能
データベースからノードとコネクタを自動的にインスタンス

ネットワークのノードとコネクタを、データベースから自動的に、またはパレットから手動でインスタンスして作成することができます。ノードのタイプは、SL-GMSDraw エディタで作成し、グラフィカルな外観、動的属性、接続ポイント、ユーザとのインタラクションを自在に設定できます。ユーザとのインタラクションで選択が可能で動的属性を持ったコネクタのさまざまな外観が可能です。

ノードは極めて容易にカスタマイズできるため、ユーザ・インタフェースのルック&フィールを完全に自由自在に設計することができます。ノードは、任意の外観を持つことができ、ノード状況を示すテキスト、色、可視性、その他さまざまな属性を自動的に変化させることができます。たとえば、マウスの左クリックで新しい地図のビューをドリルダウンする、マウスの右グリックでプロパティ・ページを、マウスを動かしてツールチップを表示するなど、ユーザ入力は完全にカスタマイズすることが可能です。

またコネクタも、トラフィック量や接続状況を示すグラフィカル属性の変化を自在にカスタマイズできます。さらに、たとえばコネクタ上でマウスの右クリックをするとそのプロパティ・ページを表示するといったユーザ入力についても、容易にかつ自在に設定可能です。


アプリケーション特有のアイコンとコネクタを含むレイヤの作成

地図生データから変換される個々の SL-GMS モデルは、レイヤとして整理されます。予め定義されたベース地図レイヤの他に、開発者は、ネットワーク・ノードとコネクタなどのアプリケーション特有の情報を表現するアイコンとコネクタを含む独自のレイヤを作成できます。このタイプのレイヤは、アイコン・レイヤと呼ばれます。

地図は、ウィンドウ内で重なって表示される個々のレイヤによって構成されます。レイヤ構成ファイル は、どの使用可能なレイヤが地図または地図ウィンドウ内にグルーピングされるかを定義するのに使われます。アプリケーションは、1つまたはそれ以上の地図ウィンドウを表示することができ、それぞれの地図ウィンドウはそれ独自のレイヤ・セットを表示できます。レイヤ構成ファイルは、起動時の各レイヤの属性を定義しますが、可視性、拡大縮小倍率、ズーム率などのレイヤ属性は実行時にユーザが変更することが可能です。これにより、地図のデクラッタリング(つまり、地図内の特定レイヤの可視性をオン/オフする)を自動的にまたはマニュアルで行なうことができます。


数千のデータ変数ならびに関連付けられたダイナミック・アイコンを管理

SL-GMS ダイナミック・グラフィックス・エンジンは、典型的なプロセス監視制御アプリケーションにおけるダイナミックに変化するデータ変数とそれに関連付けされたグラフィックスを管理するのに優れています。さらに、ネットワーク管理システムのオペレータ・ステーションでは、複雑な地図背景上の膨大なデータを高速にアクセスして表示できることが要求されます。

SL-GMS C++/Net では、ズーム、パン、自動デクラッタリングが可能な地図上の数千におよぶダイナミック・アイコンを管理することができます。また、最大の柔軟性とパフォーマンスを確保するために、これらのグラフィックス記号の可視性と外観を制御する特別な手法が施されています。さらに、これらの高性能なネットワーク管理アプリケーションをどのように構築するかを示す詳細で高度なサンプル・アプリケーション「SL-Telecom(テレコム・ネットワーク管理アプリケーション)」を解説付きで提供しており、実システム開発のベースとしてご利用いただけます。


複数の画面ウィンドウに属性を定義

SL-GMS C++/Net を使ったアプリケーションは、複数の地図ウィンドウを含むことができ、画面に表示される地図ウィンドウのそれぞれは、地図ウィンドウ構成ファイルで定義することが可能です。これらのウィンドウは、スクロールバー、ツールバー、オーバーレイなどを含むことができます.地図ウィンドウ構成ファイルは、画面のサイズや位置などの各地図ウィンドウの属性と、特定の地図を構成するレイヤを定義するレイヤ構成ファイルの名前を定義します。地図ウィンドウ構成ファイルは、起動時の地図ウィンドウを定義しますが、ユーザまたはアプリケーションによって、いくつでも追加のウィンドウを実行時に作成することができます。


エンドユーザがネットワーク・トポロジーを編集できるようにすることが可能

編集操作は、オペレータによって実行時に行なうことができます。パレットからアイコンを選択して地図背景に追加し、アプリケーションのデータベースを更新できます。また、データベースの変更に伴って、アイコンを移動したり削除したりすることも可能です。

これらの機能は、ネットワーク・マッピング・ライブラリによって実現されている他、SL-GMSDraw ダイナミック・グラフィック・エディタとリンクし、整列、順序、元に戻す/やり直すなどのフル編集機能を持たせることもできます。

SL-GMS を使うアプリケーションは編集操作を完全に制御することができ、オペレータの権利によって、アイコンなどのグラフィック表示の変更を許可したり禁止したりなどすることが可能です。


複雑なアプリケーションにおける高速なズーム/パン機能

SL-GMS のダイナミック・グラフィックス・エンジンは、そのパフォーマンスと柔軟性が長年に渡って繰り返し最適化されてきたもので、シンプルなパン、グラバー・パン、継続的なパンとズーム、スクロールバーなどをはじめとする多くのズーム/パンのインタラクション・モードを提供しています。

SL-GMS C++/Net では、地図のタイリングやグラフィック・オブジェクトの実行時における最適化など、高速なズーム/パンが要求される複雑なアプリケーションでも、最大のパフォーマンスを発揮する特殊な手法を実現しています。


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