アプリケーション性能指標の監視
SL 社の RTView では、JMX, WMI やログファイルをはじめ、エンドツーエンド・トランザクション・モニタリング、APM(アプリケーション性能監視)、エンドユーザ・エクスペリエンスなどのツールからのアプリケーション性能指標データに、RTView が広範に用意しているさまざまな接続アダプタによって、容易にアクセスすることができます。
JMX 実装アプリケーションの監視
RTView では、大規模な JMX 実装を高性能で管理して監視することが可能で、極めてカスタマイズ性の高いダッシュボード、分析、アラート、レポートの機能を簡単に作成して運用できます。リアルタイムな JMX データを任意のデータベースに永続化することができるため、同じダッシュボードでリアルタイム情報を履歴情報と比較することが可能です。
RTView が提供する JMX データ接続アダプタでは、JMX が実装されたアプリケーションの監視で、JMX MBean の属性やオペレーションをアクセスすることも可能です。
ユーザは RTView の JMX データ接続アダプタを使って、次のようなことを実現できます:
- 使用可能な MBean 属性をブラウズし、それらの値を Web ベース・ダッシュボードの多種多様なグラフィカル・オブジェクトの入力として指定。
- 事後の分析を目的に、MBean データをアーカイブ。
- MBean 属性をその他のデータソースとともに集約し、範囲や時間毎のサブトータルなどを提供。
- MBean 属性または集約したデータをベースに、しきい値とアクションを定義。
- 特定のアプリケーションの管理を目的に、MBean オペレーションを実行する機能を持たせたダッシュボードを作成。
- ユーザ・インタラクションによるリフレッシュの代わりに、MBean 属性のクエリ・レートを指定して自動化。
標準的な JMX データ例: JVM によって公開される CPU, メモリ、スレッド、GC 情報 |
WMI 実装アプリケーションの監視
Windows 拡張セットである WMI を実装したアプリケーション・コンポーネントは、WMI が提供するオペレーティング・インタフェースによって、アプリケーションの性能指標をエクスポーズできます。WMI はスクリプト言語を使って実装し、ローカルならびにリモート両方のコンピュータを管理することが可能です。
RTView の WMI データ接続アダプタでは、WMI が実装された任意のカスタム・アプリケーションまたは Microsoft パッケージ・アプリケーションからの性能指標を、WMI のスクリプトを入力して問い合わせることができます:
- CPU 使用率(%)、メモリ使用量、ファイル・システム・スペースなどのインフラストラクチャ性能指標
- ローカルならびにリモート・コンピュータ両方の Windows イベント・ログ
- ローカルならびにリモート・コンピュータ両方にインストールされたアプリケーション
- Microsoft Exchange サーバ
- Microsoft IIS Web サーバ